2025年10月25日土曜日

ショパンコンクール2025④

 長い間熱い思いを届けてくれたショパンコンクール終わりましたね。

応援していたビンセント・オンさん5位入賞でした^^

日本の桑原志織さん、4位入賞されましたね!

審査の時間がとても長かったことや5位と4位が2人ずつということなどを考えると、皆さんかなりの接戦だったのではと思います。

正直順位をみても、うんうん納得という感じより、ふ~んそうかぁという感じです。

皆さんがそろって素晴らしすぎるので…

審査員の中の一人でも違う人であれば結果はまた違ったものになってくるのではと思います。

芸術というのはとても個人的なものだと思うので、ありきたりですがコンクールでこれをいうのはナンセンスかも知れないですが、本当は順位のつけようがないというのがおおもとのところではないかと思います(^^;

何位の奏者であれ、最終的に演奏者として必要なのは、聴く人にこの人の演奏をまた聴きたいと思われるかどうか、お金を払って演奏会に足を運びたいと思われるかどうかだと思います。

それは聴く人たちの本当に個人的な感情に関わることであり、順位とはまたべつの物だと思います。

入賞された奏者であれ入選であった奏者であれまた本選まで進めなかった奏者であれ人の心の琴線に触れ、快活にし、暖かくし、感動を与えたならそこに順位は関係ないですね。

多くの人々が熱い思いで注目するこのコンクールの一番の意味はまず、無名の若く素晴らしい演奏家の発掘であり、またコンテスタントたちの熱い思いに触発されながら音楽の素晴らしさに改めて多くの人々が気づかされることだと思います。


ビンセント・オンさんの動画がYouTubeに沢山上がってくるようになり、ショパン以外の演奏もたくさん聴けるようになりました!(^^)!

これからいろいろ聴くのが楽しみです!

2025年10月20日月曜日

ショパンコンクール③

 熱烈応援中のビンセント・オンさんのファイナルの演奏素晴らしかったです!

聴こえるか聴こえないかのような微かな弱音から、力強く明確な響き渡るフォルテまで

ディナーミクの幅が広く、真綿のようなやわらかな音から鋭い決然とした音まで音色が豊で、決して感情に溺れずでも素晴らしく表情豊かで個性的でユニーク。

コンクールの結果に関わらず、ファンです!(^^)!

他にファイナルを聴いた中ではアメリカのウィリアム・ヤンさんにとても魅力を感じました。水の音のような優しい、でもクリアで力強い響きがとても魅力だと思います。

日本の進藤さんも熱演素晴らしかったですね。

桑原志織さんは最終奏者ですね。

長かったコンクールもいよいよ終盤、ドキドキします。

残りの奏者皆さんを心から応援したいです。


2025年10月16日木曜日

ショパンコンクール2025 ②

 ショパンコンクール2025、ファイナリスト11名が発表されました。

応援してるビンセント・オンさんが選ばれました!

嬉しいです!彼のコンチェルトが聴ける!楽しみです!(^^)!

日本からは桑原志織さんと進藤実優さんが選ばれました。

先日進藤さんの演奏も聴いてみましたが、一音一音から明確に音の感情が伝わってくるような素晴らしい演奏でした。バネのあるたっぷりとした肉厚の響きがとても魅力的だと思います。

牛田智大さん残念です!

3次までくるとどの演奏者も皆神様に選ばれたに違いない人たちの演奏でここからどうやって半分に絞るのだろうと思えてきます。

牛田さんの演奏も聴きましたが本当に真摯に音楽に向き合われていて気品のある素晴らしい演奏でした。

牛田さん含め他の本選に進めなかった演奏者の皆さんのこれまでの真剣な並々ならぬ努力を思うと胸が痛みます。

コンクールの結果に関わらず皆さん確実にそれぞれの個性を持った超一流の演奏家であることは間違いないと思います。


明日からの本選、幻想ポロネーズとコンチェルト皆さんの演奏が楽しみです!(^^)!

2025年10月14日火曜日

ショパンコンクール2025

 連日YouTubeのショパンコンクールの配信に胸を熱くしています。

時間に追われて中々落ち着いてじっくり聴くことができず、ファーストステージでは偶然に任せて画面に出てきた演奏者をいろいろ聴いていたのですが、その中でヴィンセント・オンさんの演奏にとても惹かれました。

落ち着いたテンポで透明感と雄大さがあり、私はクレンペラーという指揮者がとても好きなのですが少し彼の音楽を思いだしました。

繊細でありながらくっきり、すっきりした音が私にとってとても心地よくとにかくずっと聴いていたくなる演奏でした。他の参加者に比べ派手ではないので2次に進めるかはよくわからなかったのですが、2次に進んでくれました!(^^)!

そして2次の演奏がまた本当に素晴らしかったです!

1次の時より力強さが増してそのカッコよさに胸が熱くなりました。感情に走りすぎず、激しさではなく力強さという感じ。個人的に私は、あまりセンシティブであったり激しかったりする演奏を聴くとつらくなってしまいがちなのですが、彼の演奏にはそれがなく安定した気持ちで聴いていられます。

大好きなプレリュードの24番は本当にうまい!!何度も聴いてしまっています。

3次進出本当にうれしいです!

他の演奏者で聴けた中では日本の桑原詩織さんと中国の16歳のティエンヤオ・リュウさんがやっぱりすばらしいと思いました。

桑原さんの演奏は、演奏が始まると周りの空気が一気にショパンになる感じですね。ショパンの空気に包まれて溶け込んでいける快感があると思います。

リュウさんは本当に生き生きしてのびのびと聴く人を色々なことから解放してくれる感じ。

まだまだ牛田智大さんの演奏など聴けていないので、さらに家事の手を抜いて時間を作っていこうと思っています!(^^)!

2025年10月12日日曜日

合唱コンクール

 学校によって色々ですが多くの中学高校で合唱コンクールの季節ですね。

教室でも2人の生徒さんが中学校の合唱コンクールに向けて伴奏の練習に取り組んでいます。

いつも思うのですが、合唱コンの伴奏となるとみんな本気度がちがってきます(^^)

比較的普段の練習や発表会でさえのんびり気味の生徒さんでも、合唱コンの伴奏となると覚醒したように練習に気合が入ってきます。

思うに、生徒さんたちにとって学校は今現在生きている社会そのものであり、演奏のでき如何は、大げさにいえば社会生活での自分の存続がかかっているのではないかと思います。平素の練習とはモチベーションが断然違うんだと思います。

何十人というクラスの皆の歌を支え、リードし、ノーミスで弾かなければならないという重圧にも負けず果敢に伴奏者に立候補するその姿勢は尊敬に値すると思います。

本番に向けて一つの曲を弾きこむことによって平素のんびり気味の生徒さんはまず音が違ってきます。貫禄のあるよく響く音になり、並行して取り組んでいる他の曲も見違えるように上達してきます。

合唱コンの力ってすごいです。生徒の皆さんつくづく学校で一生懸命生きているんだなあと感じます。

何年か前、高校で合唱コンの伴奏を任された生徒さんがあり、その生徒さんはクラスで他に弾ける人がいなくてどうしてもと頼まれたようなのですが、その時の曲はかなりの難曲で、その生徒さんにとってはとてもハードルの高い曲でした。あまりにも難しすぎるので、何とか他の人を探してもらうことはできないか聞いてもらったりしましたが、やはり他にいないようでその生徒さんも受けるしかないようでした。じゃあもうやるしかないということで、本当に本当にその生徒さんは頑張りました。とてもまじめで学校の試験勉強なども真剣に取り組んで学校で上位に入るような生徒さんでしたが、本番近くではその試験勉強も犠牲にして練習に取り組んでいました。みていると気の毒になって、自分の学校の生徒にここまでさせてしまう学校に対して物申したいような気持でした。けれど生徒さんは本当によく頑張って本番までになんとか形にすることができましたが、それでもまだ不安の残る状態でした。

本番の日、演奏の動画をスマホに送信してもらってドキドキしながら見たのですが、ミスもなく今までで一番よく弾けていました。すごいと思いました。それまでの努力と本番での度胸と集中力に心から感心しました。

動画の後半画面がかなり揺れていたのですが、後で聞くと撮影されていたお母様が感動で大泣きしていて揺れていたそうです。お母様は弾けないだろうと思っておられたそうです。追い詰められながらひたすら努力している我が子を間近で見守ってこられたお母様のお気持ちは察するに余りあるものがありました。

忘れられない思い出です。

ドラマがいっぱいの合唱コンの伴奏、今年も本番が楽しみです!(^^)!